沖縄の仏壇 照屋漆器店 ── 時は変われど、変わらぬ想い
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ペットが「家族同然」となっている昨今、沖縄だけでなく全国的にもペットロスへの認識は広まっています。
ペットが亡くなるということは、人間の家族を失った場合と同様に、心に大きな影響を与えます。なかにはペットロス休暇制度を取り入れた企業もあるほど。
このような社会的変化からペット葬儀が注目されており、最近では沖縄県内でもペット専門霊園・葬儀社が増えています。犬、愛の他、鳥や爬虫類、昆虫など様々なペット葬儀・供養ができます。
適切な供養をしてお別れすることで、家族の心のケアにも繋がっています。
沖縄でのペット葬儀の流れは、特別なものではありません。本土で行うペット葬儀・供養と基本的には同じになります。
ペットの火葬は3日後から遅くても7日後までに行うと理想的と言われています。
硬直が始まる前に両手と両足を曲げて、棺の代わりになるような箱があればその中へ。なければ、なるべく涼しい場所でクッションやバスタオル等に寝かせてあげましょう。
保冷剤やビニール袋に入れた氷で、お腹と背中を冷やしてあげましょう。
ペットの葬儀社へ連絡をして火葬の内容と日程を予約します。葬儀当日になったら、葬儀場へ向かいます。また、自宅へ直接お迎えに来てくれる葬儀社もあるので、事前に調べておきましょう。
葬儀場に到着したら、火葬をします。
ペットの火葬方法については「個別火葬」と「合同火葬」の2パターンがほとんどです。そのほか、「訪問火葬」といって、ペット専用の「火葬車」が自宅へ来て火葬をする業者も沖縄県内にあります。
亡くなったペットだけを火葬し、その後は家族の手で骨壺に拾骨し、納骨堂や慰霊碑で納骨、もしくは手元供養できます。近年、家族だけの個別火葬を選択する飼い主が増えているようです。
「立ち会い火葬ができる」施設を選ぶと、火葬時に家族が立ち会うことができ、最後のお別れをすることができます。
亡くなった他のペット数匹と一緒に火葬し、遺骨を多くのペット達が眠る合同慰霊碑に埋葬・供養します。他のペットと一緒に火葬するため、費用は抑えられます。
一方で、火葬後には返骨されず、業者によって合同慰霊碑に埋葬・供養されるため、ペットの遺体を業者へ預けた時点でお別れとなります。
大切なペットを火葬から納骨まで葬儀社にお任せしたいと考える場合は、合同火葬を選択しましょう。
「一任火葬」とは、業者にペットの遺体を一任する方法で、「個別一任火葬」と「合同一人火葬」の2種類があります。
「個別一任火葬」は、亡くなったペットを他のペットと一緒にせず、個別に火葬する方法です。遺骨を家族に返してもらうことが可能で、個々のペットに特別な供養をしたい場合に選ばれます。
「合同一人火葬」は、複数のペットと一緒に火葬し、遺骨は他のペットと混ざってしまうため、返骨はできません。費用が抑えられる点が特徴です。
ペット専用の「火葬車」が自宅へ来て火葬をするため、高齢の飼い主や小さなお子さまがいるご家庭など、車での移動やペットの持参が難しい場合に、火葬場まで行く必要がないのがメリットです。
今回はペット専門の葬儀社を利用することを前提としていますが、沖縄県内の各自治体で犬や猫などであれば火葬することも可能です。
ペットの大きさや種類を問わず、低価格で行っており、手続きも比較的簡単です。火葬費用を抑えたい場合は、選択肢のひとつになります。
しかし、自治体に依頼すると手軽ですが、遺骨の返却や供養などのサービスはありません。飼い主にとって大切なペットであっても一般廃棄物として焼却されるので、「ペットを供養したい」という考えの場合には合わないので、それを踏まえた上で検討する必要があります。
ペット火葬の費用は、火葬方法とペットの種別や体重によって変わります。そのほか「ペット用仏具」や「納骨棚」などのオプションもあります。
また、「初めてでなにをすればいいのかわからない」「忙しくて時間がない」という方のために、必要なものがすべて揃ったセットプランを提供している葬儀社もあります。
オプションをつけない基本的な火葬の費用は、ペット霊園・葬儀社によって異なりますが、中型犬(10kg程度)の場合、下記のような相場があります。
個別火葬:3万円程度
合同火葬:2万円程度
個別一任火葬:3万円程度
訪問火葬:3~4万円程度
また、ペット葬儀のお布施の相場は、3,000〜5,000円前後となっています。多くのペット葬儀のプランにはお布施も含まれています。
ペット火葬のもっともスタンダードな火葬方式は「個別立会火葬」といわれる方法です。
これは前述している「個別火葬」に加えて「立ち会い火葬」ができます。亡くなったペットだけを個別に火葬し、火葬時には家族が立会います。
「どのような火葬方法を選べばいいのかわからない」という場合は、多くの人が選ぶ供養である「個別立会火葬」にしておくと、あとから後悔することもないでしょう。
「最後のお別れは家族そろってしたい」という考えの場合、24時間対応している葬儀社を選ぶのがおすすめです。家族全員の都合がつきやすいため、仕事を休んだり、早退する必要がなく、家族そろってお見送りすることができます。
ペット霊園やペット葬儀社では、火葬・納骨・埋葬・供養祭・仏壇や位牌の作成・アフターケア(ペットロス症候群のカウンセリング)など様々なサービスが提供されています。その中で、自分のペットと家族に何が合っているかを考慮し、比較検討しましょう。
また、料金体系はとても重要な選択基準のひとつです。わかりやすい料金体系を提示している霊園や葬儀社を選択することで、予想外の費用が発生するリスクを避けることができます。
火葬後に安置してもらう場合は、会いに行きやすい場所を選ぶとよいでしょう。
しかし、一番近いからという理由だけで選ぶのではなく、通いやすい範囲でいくつか探し、担当者の人柄や価値観についても確認して比較検討するのがおすすめです。
近年、ペット用の仏壇や位牌の需要が増加しています。火葬後、遺骨をそのまま自宅へ迎えて供養される方も多いです。ペット用仏壇には、亡くなったペットの写真や位牌、遺骨を安置できるスペースが設けられ、個別の供養や祈りができるようになっています。
位牌は名前や命日を刻むなど、ペットの存在を心に刻み、いつでも思い出すための重要な象徴となっています。
位牌とは、魂の宿るもので、人の場合と変わらずペットの位牌でもその大切さは全く同じです。最近では、クリスタル位牌や本格位牌など既製品だけでなく、オーダーメイドで世界にひとつだけの位牌を作ることができます。
さまざまなデザインが存在するペット位牌ですが、どのような位牌を選んでも問題ありません。
種類によっては文字入れの字数や書体などの内容に違いがあるので、名前・日付・メッセージなど、ペット位牌に入れたい文字入れの内容を叶えてくれるものを選ぶのもポイントのひとつです。
ペットの骨壷は依頼を受けたペット葬儀社が用意しますが、事前に購入した骨壷がある場合は、持ち込むこともできる場合もあります。最近では、様々なデザインの骨壺が販売されています。
自分で骨壺を選ぶ場合は、サイズ選びが重要です。ペットの頭蓋骨が入る大きさのものを選びましょう。
また、沖縄県内では、沖縄らしい琉球ガラスの骨壺を提供している葬儀社もあります。ペットのお骨をパウダー加工して入れるため、サイズも小ぶりで、お部屋のインテリアにも馴染みやすく、スペースもとりません。
ペットが「家族の一員」となっている昨今、愛するペットが亡くなることは辛く悲しいことですが、ペット葬儀をすることで、気持ちに区切りがつけることができます。
ペットへの感謝の気持ちとお別れを伝える場を持つことで、ペットの旅立ちを、受け入れられるかもしれません。
大切な家族の旅立ちの見送りに悔いが残らないよう、ペット葬儀とはどのようなものか知っておくことが大切です。