お役立ちコラム

お葬式と法事の流れ

沖縄のご葬儀

亡くなった際の手続きから葬儀の準備、進行までの流れを詳しく説明します。

危篤になったら

救急車を呼ぶ場合(119番)
救急車を呼ぶ場合は、慌てないことが最も大切。 病人の年齢、状態、住所・電話番号等質問に落ち着いて答え、救急車のサイレンが聞こえたら近くまで出迎えます。

家族や親戚、友人・知人に連絡する

医師から「危篤」との診断を受けた時、ご家族、ご親族の方々になるべく早急に連絡をします。
内容は簡潔に、メモをして話すと良いかもしれません。
深夜なら「夜分遅くに申し訳ございません」のひと言を添えましょう。

沖縄の初七日

葬儀が終わった後、各手続きやお世話になった方々への挨拶回りとご住職への謝礼、初七日の法要等、初七日までの流れを詳しく説明します。

世話役との事務の引き継ぎ

書類の引き継ぎ

葬儀の後で世話役や諸係から、記帳簿や香典帳、供物帳、弔電や弔辞などを受け取ります。
納品書や領収書、請求書は出納帳と照合し、出金額と未払い額の確認をします。
後々のトラブルを避けるため、とくにお金に関することは必ずその場で確認すること。
引き継いだ書類は大切に保管し、また葬儀社の見積もりや明細書、請求書なども受け取っておきます。

世話役の立替金の精算

慌ただしい中で、世話役が出費を立て替えているケースがよくあります。
でも先方からは言い出しにくかったり、忘れていたりする場合があるので、こちらから早めに確認して、たとえ少額でもきちんと精算しましょう。

世話役などへのお礼

世話役や諸係へのお礼は、葬儀終了後に「御車代」として、1人5,000~1万円を包む事が多いようです。
まとめ役の世話役代表には、1万~2万円を目安に他の人より多めに包むことが多いようです。

沖縄の七日から四十九日

忌明け法要、香典返しの準備や、本位牌・お仏壇・墓地・墓石の手配の方法、流れ、遺品の整理と形見分け、三十五日の法要、法要の進め方、四十九日法要、埋葬と納骨等、七日から四十九日までの流れを詳しく説明します。

忌明け法要の準備

日時の決定など

法要の日時はご住職や親戚と相談して決めます。
忌明け法要は、ちょうど49日目が理想ですが、その日が平日の場合は参列者の都合を考え、“直前の”土曜や日曜にずらして集まりやすいように考慮しましょう。
一般的には、49日目を過ぎないように行なう事が一般的です。

招待者の決定

日時が決まったら、招待する人を決めます。
一周忌までは親戚や近親者だけでなく、故人の友人や知人などを招待するのが一般的です。

会場の決定

会場は自宅、菩提寺のほか、会館やホールを利用します。
菩提寺なら寺やご住職の都合を、会館などの場合には予約状況を確認します。

法要の連絡

日時と場所が決まったら、電話や手紙で列席者に連絡します。
先方の都合を考え、法要を行う2週間ぐらい前までには連絡します。
「葬祭連絡先リスト」は、今後の法要のときにも必要になります。
きちんと整理し、保管して置くとよいでしょう。

寺院・ご住職との打ち合わせ

ご住職との打ち合わせでは、
(1)ご住職の人数と送迎方法
(2)読経御礼(お布施)の額
を決めておきます。
お布施は水引きのない不祝儀袋を用意し、表書きは「御布施」とし、その下に施主(法要の主催者)の姓名を書きます。
金額は葬儀のときよりは少なくなりますが、分からないときは葬儀社などに聞きましょう。
なお、送迎を行わない場合には別に「御車代」を、またご住職が会席に列席しない場合は「御膳料」を前もって準備します。

お料理の手配

法要終了後、ご住職と参列者をもてなす席を設けます。
招待人数に応じて、料理の手配を行います。

ご供養年中行事

お盆やシーミー、月忌法要、年回法要、お墓参りなど、これから必要になるご供養の行事を詳しく説明します。

お盆

7月13日~16日
精霊棚(盆棚)と呼ばれるご先祖をお迎えする場所をつくり、お墓へ迎え提灯を持参し墓前で火を灯し精霊をお連れします。
また先祖様に我が家を知らせる目印として提灯をお飾りし、お迎えします。(一部宗派を除く)

シーミー

春彼岸 3月18日~24日
秋彼岸 9月20日~26日
お仏壇を美しく整え、お花、お供物を供え毎日お線香、灯明をあげお参りします。 そしてお墓参りに行き、ご先祖様の供養をします。

月忌法要、年回法要

年に一度、亡くなった日と同月の命日が訪れますが、これが「祥月命日(しょうつきめいにち)」で、とくに列席者を招いて追善供養するのを「年忌法要(ねんきほうよう)」または「年回法要」といいます。
死亡翌年の祥月命日はなかでも大切な「一周忌」です。必ず営み、四十九日の法要と同様に盛大に行います。年忌法要は一周忌のあと、2年目の命日に行う「三回忌」以後、七回忌(6年目)、十三回忌(12年目)、17回忌(16年目)と、三と七の年度に行います。
一般的には十三回忌までと、三十三回忌の法要を行うことが多く、三十三回忌が終わると故人は完全に成仏したと考えられ、最後の法要として「年忌明け」等と呼ばれます。

お墓参り

お墓参りはお盆、春秋のシーミー、故人の命日、お正月等に行うのが一般的ですが、それ以外の日にもできるだけお参りするのが望ましいとされています。
お墓参りでは、花立ての水を替えて新鮮な花を生け、供物を供え、焼香して拝みます。
供養の前に、お墓周りを清掃・雑草の取り除き、お墓をていねいに掃除することも忘れないようにいたしましょう。
お墓参りのときに用意するものは、線香、ローソク、マッチ、お花、果物や菓子・お酒等の供物、水やバケツ、雑巾等の掃除用具です。