沖縄の仏壇 照屋漆器店 ── 時は変われど、変わらぬ想い
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沖縄の初七日も、本土などと同様に故人の命日から数えて7日目に行なわれる法要です。
沖縄でも地域によっては、ご葬儀・告別式後すぐに納骨を行なって、その日から初七日までの間、毎日墓参りを行くなどの沖縄独自の風習が見られます。
初七日を迎える前に、お通夜・葬儀が終わったので書類関係を処理しておきましょう。
葬儀の後で世話役や諸係から、記帳簿や香典帳、供物帳、弔電や弔辞などを受け取ります。納品書や領収書、請求書は出納帳と照合し、出金額と未払い額の確認をします。
後々のトラブルを避けるため、とくにお金に関することは必ずその場で確認すること。
引き継いだ書類は大切に保管し、また葬儀社の見積もりや明細書、請求書なども受け取っておきます。
慌ただしい中で、世話役が出費を立て替えているケースがよくあります。
でも先方からは言い出しにくかったり、忘れていたりする場合があるので、こちらから早めに確認して、たとえ少額でもきちんと精算しましょう。
世話役や諸係へのお礼は、葬儀終了後に「御車代」として、1人5,000~1万円を包む事が多いようです。
まとめ役の世話役代表には、1万~2万円を目安に他の人より多めに包むことが多いようです。
七日焼香とは沖縄の伝統的な法要で、初七日(ハチナンカ)から四十九日(シンジュウクニチ)までをナンカ(周忌)といって、7日ごとに合計7回法要が執り行われます。
特に、最初の七日(初七日)、7回目の四十九日(シチナンカ・ななぬか・シンジュウクニチ)は、2~6回目のナンカと比べて盛大に行います。
また昔と比べてライフスタイルが変わり、沖縄でも本土と同じように、葬儀と初七日の法要を一緒に行なうケースや、初七日と四十九日のみ法要を行なうケースなども増えてきました。
法要の日時は、ご住職や親戚と相談して決めます。
忌明け法要は、ちょうど49日目が理想ですが、その日が平日の場合は参列者の都合を考え、「直前の土曜日や日曜日」にずらして集まりやすいように考慮しましょう。
ただし一般的には、忌明けの法要は49日目を過ぎないように行なうので、日が過ぎてしまわないように注意してください。
日時が決まったら、招待する人を決めます。
一周忌までは親戚や近親者だけでなく、故人の友人や知人などを招待するのが一般的です。
会場は自宅、菩提寺のほか、最近では会館やホールを利用することも増えてきました。
菩提寺なら寺やご住職の都合を、会館などの場合には予約状況を確認します。
日時と場所が決まったら、電話や手紙で列席者に連絡します。
先方の都合を考え、法要を行う2週間ぐらい前までには連絡します。
「葬祭連絡先リスト」は、今後の法要のときにも必要になるので、きちんと整理し保管して置くとよいでしょう。
ご住職との打ち合わせでは、
を決めておきます。
お布施は水引きのない不祝儀袋を用意し、表書きは「御布施」として、その下に施主(法要の主催者)の姓名を書きます。
金額は葬儀のときよりは少なくなりますが、分からないときは葬儀社などに聞きましょう。
なお、送迎を行わない場合には別に「御車代」を、またご住職が会席に列席しない場合は「御膳料」を前もって準備します。
法要終了後、ご住職と参列者をもてなす席を設けます。
沖縄の四十九日の場合、お供え物やウサンミと呼ばれる重箱料理は親族が準備しますが、最近は仕出し弁当を用意することも増えてきました。
弁当を発注する場合は、参加人数が増えても対応できるように多めに発注しておくと良いでしょう。