SDGsへの取り組み

照屋漆器店は「沖縄の文化・伝統の創造と継承」を理念に掲げ、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

SDGsの理念をもとに我々が貢献出来る「持続可能な地域社会を実現するための会社の目標」として、
以下の重点項目を推進しています。

質の高い教育をみんなに

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

祈り・供養業という仕事は、愛、思いやり、優しさ、感謝、親孝行の象徴の仕事です。また、祈り・供養は、日本各地において各地域で異なった風習・文化を創っており、地域になくてはならないものとなっています。この生活・風土は、幾数年たったとしても、未来につなげ子供たちが生まれ育った土地を愛する根源となり、郷土に誇りをもつことができます。そのために、社員のキャリア形成の促進を目的に、職務に必要な専門的な知識や技能を習得するべく研修や勉強会を積極的に行っています。
我々は、祈り・供養を通じて縁ある人に対して生命の大切さ、感謝の気持ち、愛情を伝え、次の世代に繋げていくことで、人の役に立ち、地域社会に貢献していきます。

4.7

2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

2021年、「仏壇仏具や沖縄の行事等についての県民意識調査」を行いました。結果について仏壇行事を行うにあたり、女性の負担が大きいことがわかりました。理由として「行事の度、準備に時間がかかる」、「仕事の調整」といったわずらわしさを感じる傾向となりました。
この結果をふまえ、シーミーやお盆といった仏壇行事における準備等は、男性側から積極的に協力することで、女性の負担を減らすことが必要だと考えます。親族間の絆を深め、命のありがたみを感じ次世代へ大事な仏壇行事を継承していくことに貢献します。

5.c

ジェンダー平等の促進、並びに全ての女性及び女子のあらゆるレベルでの能力強化のための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。

働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

人生は有限。毎日人の死や悲しみに向かう仕事だからこそ、自分の人生を大切にし、後悔の無い納得のいく人生を送りたいと考え、自分だけではなく、周りに関わる人達が幸せになってほしいと思うはずです。
照屋漆器店では70代から20代となる社員が勤続しており、幅広い年代層で構成されております。人の思いや気持ちを様々な視点でとらえ、知識の幅がひろがっていくことで、能力を最大限に発揮できる環境に整え働きがいを促進しています。
これから超高齢化社会に向かっていく中で、命の価値を広げていくことにより、心の豊かさからよりよい未来をつくり経済成長に貢献します。

8.8

移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。

8.b

2020年までに、若年雇用のための世界的戦略及び国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。

産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

伝統工芸である琉球漆器(琉球位牌)が現代まで廃れることが無かった背景には、時代の流れに合わせた商品をお客様のニーズやライフスタイルに合わせて形を変化させてきました。
今後もその時代の生活に合わせた商品を作り続けることが、事業を継続させ・産業を守る事につながると考えています。いつの世も挑戦をし続け、その繰り返しの中から、新しい産業をつくることを照屋漆器店の目標としています。

9.2

包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGDPに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。

つくる責任つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

照屋漆器店では、お仏壇・お位牌・お仏具などの適切な修繕・修復をすることで、廃棄物の削減に取り組んでいます。私達が扱う商品はお客様の手に渡ると、その商品以上の価値や思いをもつことになります。大切なものだからこそ、永代に渡り、見守ってもらいたいと思います。

12.2

2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

12.5

2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

お位牌・お仏壇は、主に木材を材料として製造・製作されます。私たちにとって木材は身近にあるもので、ほとんどの商品が木材を仕様しています。いつまでも、森や木々が生い茂る、自然を大切にしたいと考えています。元気な森林を守るには「木を使うこと」が大切です。照屋漆器店では県産の天然木をお位牌の木地に使用しており、適切に木を伐採することによってやんばるに生い茂る森林の新陳代謝を促しています。
また、エコな素材である木材でも輸入材を使用とすれば輸送過程で多大なCO2を排出してしまいますので、地域の環境保全や地球温暖化防止に貢献しています。

15.1

2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。

15.2

2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。